Hiking column
ハイキングコラム
山を選び、アクセスを確認。ゆとりあるプランにしよう!
どの山に行こうか?まず山を選びます。ガイドブックや登山アプリなどを参考にして、初心者は標高差600m以内で、1日の歩行時間は3〜4時間くらいを目安に選びます。紹介されているコースタイムより時間的にゆとりを持った計画を立てて、必ず明るいうちに下山できるようにすることも大事です。山が決まったら登山口までのアクセスを調べます。公共交通機関を利用する場合は、鉄道やバスの運行時間の確認、また山岳エリアは携帯電話がつながりにくい場合もあるのでタクシーは事前に予約しておいた方が安心です。登山計画が決まったら、登山届を提出しよう!万が一のトラブルに備えて、登山アプリなどを利用して登山届を提出、登山計画は家族などにも伝えて情報の共有をしておくようにしましょう。
- 山梨の登山情報を事前にチェックしよう!山梨の登山・山岳情報ポータル
- 登山届の提出ができる登山アプリを利用しよう!「Compass」(コンパス)
まずは必要最低限のものを揃えよう!
登山の3種の神器といわれているのが、シューズ、ザック、レインウェアです。シューズはレベルや用途によって様々なので、専門店で相談してみるのが一番。ザックは日帰りなら20〜30ℓくらいのものがおすすめです。実際に背負ってフィット感もチェックしましょう。山の天気は変わりやすいのでレインウェアも忘れずに。
登山ウエアのポイントはレイヤリング!
山の気候は変わりやすく、気温は標高100mの差で約0.6℃変わるので、脱ぎ着がしやすい服をレイヤリング(重ね着)して体温調節をすることが重要です。汗で体が冷えないように、乾きにくい綿素材は避け、速乾性の高い素材の服を選びます。
- 持ち物チェックシートをご活用ください持ち物チェックシート(PDF)
エネルギーと水分はこまめに補給!
前日の夕食や当日の朝食もしっかり摂り、エネルギーを蓄えて山に向かいましょう。行動中は、空腹になる前に食べて、のどが渇く前にこまめに水分補給をするのがポイントです。おにぎりやお菓子、高カロリーの携帯食料など、すぐに食べられるものがおすすめ。水分と行動食はザックの取り出しやすい所に入れておきましょう。
安全に楽しむために、スマートフォンと登山アプリを活用しよう!
山には獣道や林業の方が仕事で使っている道や目印もあり、登山道以外に迷い込んでしまうケースがあります。登山中は道迷いを防ぐため、今どこにいるのか「現在地」をこまめにチェックすることが大切です。そのために活用したいのが「Compass(コンパス)」などの登山アプリです。あらかじめ自宅でアプリから地図をダウンロードしておけば、電波が届かない山の中でもGPS機能で現在地と登山ルートを確認することができます。登山アプリには地図以外にもさまざまな機能があり、山の楽しみが広がります。ただし、いろいろと使っていると万が一の場合にバッテリーがなくなってしまう恐れもあります。電池の消耗を念頭にモバイルバッテリーは必ず持参しましょう。
ゆっくり過ぎるかな?くらいがちょうどいいペース!
とにかくゆっくり、歩幅は小さく、息があがらないペースで歩くのが疲れない秘訣。段差がある所はできるだけ小さな段差を選んで歩けば疲れにくいです。バランスを崩したり、滑ったりしないように足の裏全体でしっかり地面をとらえるのもポイントです。